自称“人魚”は言った
海は汚染されている
だから僕ら人魚は
世界中に散らばった
実体を持たない
それはただの『【御伽噺(オトギバナシ)】』
見えないし掴めない
甘く絡みついた『嘘』

笑いながら 彼女は言う
ずっとずっと 遠くへ行きたい
この海をさ 渡ればすぐ
ねぇ一緒に 行ってみたくない?

もしも自由になれたら
“実弾”がほしいんだ
そのために得たこの足は
ただの【不良品(カザリ)】みたいだ
そんな事を言いながら
遠くを見るその【瞳(メ)】は
【御伽噺(オトギバナシ)】に出てくる
【主人公(ヒロイン)】みたいだった


自称“人魚”は歌った
聞いた事も無い言葉で
まるで紡ぐ旋律
証明するかのように
形に残らない
それは虚像の塊で
信じたくないからと
その【実像(ウソ)】を突き放した

泣きながら 僕は言う
ずっとずっと 遠くへ行きたい
真実なんて 無ければいいんだ
ねぇ一緒に 連れて行ってよ

もしも空を飛べたら
“実弾”がほしいんだ
得なきゃいけなかったのは
【現実(アシ)】ではなく【夢(ハネ)】だね
そんな事を言いながら
遠くを見たその【瞳(メ)】を
2度と見ることは出来ない

私がもがこうとも
私は海の泡にしか
なることが出来ないから
【主人公(ヒロイン)】にはなれないから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

自称“人魚”の『実弾』

自分は人魚だという少女に現実を見ること意外を知った女の子の物語(になってると良いな)。

ホントに人魚だったのかもしれない
ただのウソだったのかもしれない

はっきりとしないまま、ある日少女はどこかへ消えてしまいました。

海に帰ったのかもしれない
追いかけたい

だけど自分は泡になることしか出来ない。

そんなグルグルした何ともいえない気持ちが出てればいいなと思います。

最後の2フレーズは途中3行までサビのままですが、最後のサビに繋げるためにあえて3行で切りました。

閲覧数:95

投稿日:2010/01/16 00:22:00

文字数:550文字

カテゴリ:歌詞

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