昔々のそのまた昔 あるところに一人の王様がおりました
王様はとても派手なことが好き 
きれいな服を着て街を練り歩きます

そこをのけ そこをのけ お馬様のお通りだ
あれを持て これを持て この世のすべては我のもの

我の思い通りにならぬこと この世の中にありはしない
我こそこの国の王様だ 全ての富は我のものだ

王様のお城はキラキラと光り輝く財宝で飾られています
お城で毎晩繰り広げられるパーティーはとても華やかなものです

歌うたえ 舞い踊れ 揺れるドレス 花のよう
酒を持て それ全て持て 金銀財宝取り寄せよ

贅沢でわがままな王様は 貧しい人々見えてない
広がる嘆きは聞こえてない 高まる不満に気付かない 
知る気もない あぁ

そして近づく破滅の足音 人々は王様のお城を取り囲んで
口々に不満を訴えています でも王様には意味が分かりません

全てのものは王様のものなので どのように扱おうと構わないからです
何故そんなことも分からないのかと 怒ろうと思った王様は逆に
怒った人々に捕まりました

何故怒られているか最期まで分からずに 王様は断頭台に消えました
王様のものは皆 全て壊されました
もう王様の国はありません 今は昔の物語

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ある王様の話【落選作】

王様は裸だよって教えてくれる子供がいなかった王様のお話。

たれまの様の名無しの行進曲(タイトル未定&メロディ付き)応募用です。

http://piapro.jp/t/XHN9

文字数等合わなければ修正いたしますので、お気軽にお申し付けください。

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投稿日:2017/02/08 19:22:41

文字数:521文字

カテゴリ:歌詞

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