推論では この街は沈み往くから
どうしようか 一人 二人 十人
消した方が早いだろうか

数多の徒労が 異論が
泥を急かすようになって
貴方の苦悩や異象が虚しく
色を増していくんだとしたら
私情が 願いがって抜かす前に
生き先を教えてよ

飛べない翼をなんで遺したの
善意は地獄への道を舗装した
贖いを押し付けて命を投げて
視えない振りを積日続けたの
なら方舟なんて作らないでよ
実り信じた日まで踵を返して


正論では この街を救えないから
こうしようか 底の見えない泥濘
神は疾うに見放したんだ

甚だ疑問だ 異常だ
今も羽は機能していて
貴方が描いた未来の天秤
針は振り切れているが何故
人が 希望が 減り逝く度に
光を纏っていくの


軈て独りになって
傾きが収まって気付いた
一人のための翼と

要らない翼をなんで遺したの
我楽多の為に全部灰と化した
贖いを押し付けて私を残して
視えない振りは今更もう辞めたの
この方舟が照らす目的地では
倖せを細やかに受けられるように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

泥濘むレシピ

歌詞です

閲覧数:204

投稿日:2023/09/01 21:04:05

文字数:440文字

カテゴリ:歌詞

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