ゆるいアラーム
「あと5分だけ」って 呟く朝
カーテンの隙間
細い光が 瞼をなぞる
モーニングコーヒー
いつもの席で いつもの挨拶
変わらないはずの景色が
今日は少し うるさい
まだ始まってもいない1日が
胸のどこかで走り出してる
何か起きそうで 起きていないまま
息を揃えて 待ってるみたいだ
まだ知らない名前や顔たちが
すれ違うたびに 色づいてく
ありふれた今日が ほどけて変わる
そんな予感だけ 握りしめてる
満員電車
窓に映った 眠そうな自分
だけどイヤホンの中
サビの前で 少し大きくしちゃう
見慣れた駅ビル
新しいポスター貼られていた
小さな違和感
それだけなのに 心が騒ぐ
まだ始まってもいない1日が
予定表から はみ出していく
何か起きそうで 起きていないから
全部間に合う気がしてしまうんだ
まだ言えてない 言葉の欠片が
舌の裏(うしろ)で息をしている
ありふれた今日の どこかの角で
うっかりこぼれてしまいそうでさ
「まあいいか」って
飲み込んできた瞬間たちを
集めたら きっと
一つの物語になる
エレベーターが
いつもよりも遅く閉まる
この一拍分の隙間に
何を願おうか
まだ始まってもいない1日を
終わらせたくない顔で笑う
何か起きそうで 起きてくれそうで
駅前の空 見上げてしまう
まだ見ぬ誰かの当たり前まで
手を伸ばしたくて うずうずしてる
ありふれた今日が ほどけて変わる
そんな予感だけ 離さないまま
帰り道さえ
「また明日」って 続きみたいで
眠りにつくまで
次のページをめくる 準備をしてる
コメント0
関連する動画0
ご意見・ご感想