銀の手 時の輪
まわりめぐるもの
閉じられた環の底
丘に眠る君

金の粉 ふりまき
まわりめぐる日の輪
ささげ持つ娘 歩む
母神のように

土を 踏めば いづる 緑 あふれ 踊る 草木
空に 伸びて 花が 開く いつか 君と 見た日のままに

花よ木よ芽吹け
丘に眠る君が 私を忘れても


銀の手 たぐった
君は帰らぬ人
石の巻く丘の底
海を夢見た

波を 蹴って 舞い上がった 鳥は 空を 翔る
風が 鳴らす 岩の 隙間 いつか ふたり 見た日のままに

花よ木よ芽吹け
丘から吹く風が 陸に戻らずとも


瑠璃色 背にして
星の粉 ふりまき
閉じられた縛め
ほどく娘の声

神が あゆみ いづる 緑 あふれ 踊る 草木
その手 光 まねく 時が 動き出す 君を 還すため

銀の手 開けば
風は丘を出て 空を舞う 海へと


花よ木よ芽吹け
風はめぐり来れど 君は時の彼方

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

丘に眠る君

歌詞5つめ。
今回はmieさんの曲に合わせて書きました。


最初にいただいた曲の、歌詞をのせる部分でIAがlalalaと歌ってくれていたのですが、声が空に吸い込まれるようだと思ったのを覚えています。
しかもヨーロッパの北のほう、空気の冴えた土地。
断崖絶壁に立って、海に向かっての絶唱。

あと、サビに入る前の音が、円をいくつも描く映像と重なって視えたり。くるくる。
円がぐるぐる…
で、アイルランドのブルーナ・ボインの巨石の模様を思い出して、じゃあケルト! と資料を漁った結果、資料を投げ捨ててできたのがこれ。


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春を招く娘が、花や木を咲かせる。
芽吹きの緑は丘の封をといて、死者である「君」の魂を空に解き放った。
春は還ってくるが、「君」は帰ることがない。
魂は風にのって海へ去った。
風は還ってくるが、「君」は帰ることがない。
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以上、詞の大意。

亡くなった者はもう帰らない、引き留めない、と己に言い聞かせる歌ですね…。
無理に手元に封じ込めるのではなく、大事な人だから、その人の心のままに送り出す。
本当は引き留めたいけど。


ところで、ブルーナ・ボインの渦巻き模様って、何を表しているのでしょうね?
海を渡ってきた先祖が見た、逆巻く海?
巡る季節、巡る太陽? 時の輪? 生まれては争いを繰り返す人の子の歴史?
自分の中でぐるぐる考えてしまいました。

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閲覧数:625

投稿日:2015/05/27 07:30:36

文字数:389文字

カテゴリ:歌詞

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