先にいけ、いつものバス。
息を切らすフリをして走り出した。君の視線をただ浴びたかったの。どうすれば乗れるか。バス停で待っていたの運命の出会いを! 早く迎えに来て私の王子様。今ここで待っているから。

君の後ろに風が靡く。揺れる、落ちる音がするここから。今日も失敗だけど効果はテキメン。そう自分で説得させて明日への作戦を練り込む。


ワザと転んでみる。君の目の前で。怪我をするはずじゃなかったけど膝から出てくる血。真っ青になる私に手を差し伸べる君は王子様?作戦とは違うけど君の後ろに乗れたよ。いい匂いがする。


私の後ろに風が通って行く。いつもと違う景色を後ろに置き去って。君の体に巻きついてみたこの腕は不安でいっぱいなのだから君が私を包んでよ.....


帰り道。長い上り坂君は息を切らして登る。結局登れなかってけどそれでも嬉しかった。2人で押した自転車は青春の1ページなの。

さよなら。また明日。不安が胸をよぎる。振り返る君の背中を抱きしめる。慌てて離れる私どんな風に映ったのかな? 少し心配だけどこれだけは譲れないのキスをして......
あぁぁぁぁ!!!! 何で夢なの!!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

偶然と作戦会議

いつも恋作戦を失敗していても、たまに起きる予想外の出来事で出会うこともあると思っています。それがたとえ夢であっても。いい経験だと思う今この頃。

閲覧数:118

投稿日:2011/08/16 09:14:20

文字数:493文字

カテゴリ:歌詞

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