BPM160

埃被ったLPを見つけ
棄ててしまえと吐き捨てた言葉
ちらと視線、横に投げ
これまた埃被ったタンテの上に

繊細針落とす情景
電源切れていたまんま

手かざした透明の蓋
慣れた手つきで開けたそれに
思い返す言葉の羅列
二度と、強く思ったあの夏に

黎明、過ぎ去る記憶と
停滞、していた感情に

昂ったのは

目の前、情景は過去
リピートしたあのメロディが未だ
傷の無い無垢な円盤
落とし方も知らねえの、笑えるな

黎明、過ぎ去る記憶と
停滞、していた感情に

言葉遊びしてる

始まりは朧げに光る月の夜
回転していたレコードの擦り切れる残像
終わりはいつか青になって消えて往く様に
声になって部屋に響くよ

停滞していたあの雲の上の飛行機に
追いついてみたいと切に願う夜間飛行
プロペラとレコードの巡る錆びた世界に
声を出して、部屋で叫ぶよ 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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形骸化した羨望の残り香_歌詞

閲覧数:146

投稿日:2022/12/24 16:54:15

文字数:378文字

カテゴリ:歌詞

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