それは冷たい月の施し
蝋のような僕の抜け殻が愛おしく

神聖にも虚ろにも見える
真白い繭に包まれたきみが纏う
恍惚とする死の香りは
意表をつく素っ気なさで
僕をそっと抱きしめた

ひび割れた傷を撫でる
慈しみは繃帯のように
けれどそれを振り払いたくなる
身勝手さに嫌気がさしてしまうよ

暗闇に伸ばした手すり抜ける数多
一体何を掴んだらいいのだろう
頼れるのはいつだって悩み抜いた
過去だけなのかもしれないな 誰もが・・

否応なく訪れる羽化
一先ずの区切りをつけても
未だ不明瞭な世界を
迷いながらでも生きてゆくよ
過去(きみ)を抱きしめて

空を翔べなくとも構いはしないさ
それよりも大切にしたいよ
歪で滑らかな手触りに感じる
心地よい生命の温もりを

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

蚕繭

閲覧数:60

投稿日:2025/12/21 22:39:08

文字数:327文字

カテゴリ:歌詞

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