玖緒side


へ~実玖はもう友達ができたのか・・・。

まあ、あの人柄だし絡みやすいわなw


・・・で、隣にいるその鏡音さんも人懐こそうだし。


「玖緒兄!凛ちゃん襲ったら殺すからね!」
「はいはい。誰がこーんな可愛い乙女を食いますかっての」
「あははー。食うってどーゆーことー?」


なんて初対面で雑談ができるほどなんだから。


ただ、一人だけ・・・会話に入ってないけどな。

そっくりだから鏡音さんの弟か兄か従兄弟だろうな・・・みたいなことを考えてた。


どうやら実玖はそいつが気になるらしい。

鏡音さんと話してる間もちらちら鏡音(男)の方を見ていた。


・・・こいつ、本当に喋らねえんだなとか思ってると・・・。


「・・・それ以上はもういいんじゃない?初音兄妹さん。」


「「「!!!」」」



・・・こいつ、無口ではないみたいだな。




面白くなりそう。そう思った。




*  *  *  *  *


少々時間はさかのぼって・・・・。



「・・・というわけで今日からお世話になる初音実玖緒です。ひとつ下に妹の実玖がいます。よろしく」


ポーカーフェイス、常に笑顔、これぐらいは当然。


「ねぇ、初音君!」
「何?」


早速休み時間、質問攻めに合うこととなった。

まあ、これはいいとするよ?問題は次だ。


「巡音さんと知り合いなのっ?」



ドキッ・・・。



その名前に一気に顔が強張る。


「知り合いも何も・・・」


実玖と・・・俺の幼馴染。
小さい頃からずっと一緒にいた。


「巡音さんがいつもは冷静なのに初音君見た瞬間目見開いて驚いてたんだもん」


瑠架が・・・ここに、いる?



10年前に俺らの前から姿を消した瑠架が・・・


ここにいる?



「・・・いや、なんでもないよ」
「え」
「赤の他人。人違いじゃないのかな」


何でこういっちゃったんだろうか。



・・・『隠れた恋心』が、また現れた、気がした。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

小さな恋のお話【エピソード04】


はーいクオさん視点^p^
自分的にはクオミクなんだけどクオルカっぽい雰囲気^p^

自分もどうなっちゃうかわかんない^p^

多分更新頻度低いです・・・年末嫌いだよぉぉお!!

閲覧数:388

投稿日:2010/12/28 15:18:20

文字数:848文字

カテゴリ:小説

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