「ねえ、このシリーズって何年前からやってるの?」

「二年前?」

「今何話?」

「えーと……八話かな」

「もう一つ質問いいかな」

「?」

「第一話で生徒会長はりおんちゃんになっているのに、今追っている生徒会長がラピスちゃんになっていることについて、説明願おうか?」













「……君のような勘のいいガキは嫌いだよ」ブイーン

「おいちょっと待てその右手に持っている神をも殺す武器はなんだ」

「なんだ、って……ただのチェーンソーだよ? 大丈夫! ただのチェーンソーだよ!」

「不安しかない! やめて! やめてええええええええ!!」

 ザシュ! バシュ! チュイーン……! ガガガガー!







「……ふう。取り敢えず、この章を最後まで見れば時系列が解るというのに、ね。何というか、せっかちな人よ。墓くらいはつくってあげましょうか」

 そう言って、ゆかりさんは目の前にある肉塊をビニール袋に仕舞い始める。


(※この前説は本編に関係ありません。予め。)











≪ゆかりさんの非日常な売店日誌 8≫












 ――私は黄泉を作りたかった。
 ――私は世界を作りたかった。
 ――娘が戻ってくれれば、それでよかった。




 娘は戻ってきた。戻ってきた娘に、私は「崇高」な意味を持つ――石の名前を与えた。





 「ラピス」、と――。









「あれ……どうしたの、みなさん?」

 ラピスが目の前に立っていた。

 その目はどこか虚ろであった。

「……どうしてここにいるのかな? 君はアイドルだろう?」

 さり気なくチェーンソーのスイッチを入れるゆかりさん。

 マキ:いやいや、そんなことをしている場合ではないよ。

「なあ、ラピスt……ラピスさん。生徒会長でもある君が、どうしてこのような場所に居る?」

 キヨテルは言った。

「ラピス……ああ、そうだったか。『今』はそうだったか。生徒会長、蒼姫ラピス」

「ラピスちゃんじゃ……無い?」

 ゆかり:もう隠す気ゼロかよ。ブイーン

「おいちょっと待て待てい! 完全に首に当てようとしていない!? さすがに僕も死んじゃうぞ!!」

「さーてここで、ゆかりさんのドキドキ☆ハイパーマジックタイム! 今日は何のマジックかにゃー? おぉっと! 今日は、『スーツの先生の首をチェーンソーで切り分けても生きていられるのか?』というテーマ!!」

「完全に殺す気満々だコイツ!!」

 ラピスが一歩前に立つ。

 空気がしんと静まった。

「――さあ、始めよう。世界の終わりを見る旅を。君たちはほんとうに、ほんとうに運がいい。世界を終わらせる実験をしようじゃないか」

 完全に、目の前のそれは、蒼姫ラピスでは無かった。

「さあ、始めよう」

 ラピスは指を弾いた。

 そして――世界は回転し始める。




つづく。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ゆかりさんの非日常な売店日誌 8

【生徒会長行方不明事件編・6】

時系列はこの章が終わって説明できるかと思います。
半年ぶりです。かといって、次は夏頃なのかと言われると話は別です。なるはやでこの章終わらせます。

余談ですが、「氷山キヨテル」を打つとき「ひょうざんきよてる」と書いて変換しています。結月ゆかりは一発変換できるのに、なぜじゃ。

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閲覧数:238

投稿日:2015/02/13 20:49:33

文字数:1,228文字

カテゴリ:小説

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