毎日がほんとちょっとずつ嫌になって
窓の外を眺める時間が多くなって
どこかから聞こえてくる安っぽいメロディに
とろとろと微睡みに誘われて
夢は確かに持ってたはずだった
いつの間にか煤けてしまった
見つめ直すには僕は頼りなくて
そっと裏返しにして仕舞い込んだ

物語の主人公みたいに
強く正しい人間だったらなんて
願っても無駄なことばかり頭に描いて
そして描く度に思い知るんだ
僕はいつだって無力なんだと

嗤いたきゃ嗤えよ
この不格好な"ダンス"を
手を伸ばしたって
光が見えない"ダンス"を
押し入れの奥で誰からも思い出されやしない
木彫りの小さな僕を

他人との関わりが鬱陶しくなって
耳を塞いでいる時間が多くなって
イヤホンから聞こえてくる安っぽいメロディに
とろとろと微睡みに誘われて
僕の放つ言葉は空っぽで
周りが見えなくなっていって
それに僕はずっと気づかないふりをして
気づけば僕自身すら見えないんだ

どこかの世界の偉人みたいに
誰もが認める人間だったらなんて
願うだけ馬鹿なことばかり頭に描いて
そして描く度に思い知るんだ
僕はいつだって独りなんだと

壊したきゃ壊せよ
この怯弱な"ダンス"を
一歩踏み出したって
すぐに頽れる"ダンス"を
ダンボールの底で二度と取り出されることのない
木彫りの小さな僕を

弱い自分を隠したくて
嘘で自分を塗り固めて
浮浪していた僕の半生
故に木偶の坊一つ完成
分かってても続けるrun away
このまま落ち続けるしかないって

そんな風に諦めてもう何もないや


嗤いたきゃ嗤えよ
この不格好な"ダンス"を
手を伸ばしたって
光が見えない"ダンス"を
壊したきゃ壊せよ
この怯弱な"ダンス"を
一歩踏み出したって
すぐに頽れる"ダンス"を
押し入れの奥で誰からも思い出されやしない
ダンボールの底で永遠に眠り続けるだけの
木彫りの小さな僕を

抱きしめてよ…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

dance of dunce

歌詞中に二つの”ダンス”が出てきますが、一つはdance(踊り)で、もう一つはdunce(木偶の坊、劣等生)という意味です。
どっちがどっちの”ダンス”かはご想像にお任せします。
解釈は自由ですが、僕は何処か退廃的な普通の少年をイメージして書きました。
拙い詞ですが、この作品を素晴らしい曲に昇華させてくれる人を待っています。
質問等は僕のTwitter(リンクは下に貼ります)のDMにご連絡下さい。

化-bakeru-
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投稿日:2020/09/12 10:57:19

文字数:808文字

カテゴリ:歌詞

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