青天の霹靂
 突然の雨に一人で雨宿り
 雛罌粟(ひなげし)が泣く
 先客の子猫に雨粒のシンフォニー
 回る洗濯機の音が重なって響く
 ここは妄想コインランドリー


ああもうこの世界は
思うようになどできてはないのさ
季節はずれの台風
予報はずれの雨をこの街に運んだんだ

道を行く帰宅途中の車の列を眺め
子猫が鳴く 帰る場所を求めて
なんだか僕と似ていたんだ

 好きでもないのに優しくしないで
 そんな笑顔を僕に向けないで
 語らずも子猫はそんな顔をしていた
 一人と一匹の距離は近いけど遠い
 ここは妄想コインランドリー


席替えで気になる子の後ろの席になれたっていうのに
何も変わらない日々だ
せめて社交辞令くらいの挨拶はしなきゃ

花は咲く場所を選べないのに
アスファルトの上雨に打たれ
それなのに雛罌粟(ひなげし)は
微笑んだように見えたんだ 

 好きでもないのに優しくしないで
 そんな笑顔を僕に向けないで
 好きになってしまうじゃん
 その態度は卑怯だ
 脳内の観覧車は二人を乗せて回る
 晴天の霹靂
 どしゃぶりの雨に一人で雨宿り
 雛罌粟(ひなげし)は歌う
 先客の子猫は震えていたんだ
 雨が上がるまで一緒に待つことにしよう
 いつかはハレルヤ
 ここは妄想コインランドリー

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

妄想コインランドリー

2016年12月30日ニコニコ動画へ投稿予定の作品の歌詞。
「【重音テト】妄想コインランドリー【オリジナル】」の歌詞です。

閲覧数:113

投稿日:2016/12/29 01:40:23

文字数:551文字

カテゴリ:歌詞

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