「ちょっとー!!ちゃんと持ってよね!」
私はレンに向かって怒鳴る。
「・・・。」
相変わらずしゃべらないレンに少しイライラしていたからだ。ったくレンはぁぁぁ~。
「もぅ、早くしてっ。」
確かに私のバックにはメイク道具や本などものがいっぱい入っていて重たいけどさぁ・・・。
レンは何も言わないでバックをもつ。レンが口を開いた。
「ミク。明日、開いてる?」
へ!?
「あっ、開いてるけど・・・。」
「じゃあデートでも行こうか。」
珍しいことだった。デートとかお出かけはいつも私から誘ってて・・・こんなの、始めてじゃないかな。
「別にいいけど!」
どんな服を着よう。どこに行こう。髪型はどうしよう。私の頭の中はすでに明日のことでいっぱいだった。
「早くおきすぎちゃったかなぁ・・・・?」
時計はまだ5時を指している。デート中にあくびしちゃったらどうしよう!!
だけど、早く起きたのは大正解だった。私は服を選ぶのに1時間くらい時間をかけ、髪も巻いたから。
靴だって、最近かったお気に入りのやつ。
「よし!完璧ね。」
鏡の中の自分を見てふふん、と笑う。レンったら、きっと私から目を離せないに決まってるわ!
唇のグロスがつやつやと輝く。
待ち合わせ場所は近所のツリーの下。にしてもレンは遅い。もう15分過ぎた。
イルミネーションがきれいだ。ん!あの人影ってー・・・。
「ごめん。寝坊した。」
「私を誰だと思ってるのっ。待たせるなんて、論外よっ。」
「ごめん・・・。」
むっとしたようにうつむくレン。
「っ・・・行くわよ!」
私はそういって歩きだした。
あ!!そういえば、まだレンは私の服装についてなんも触れてないじゃない。
いつもと違うのに気付いてくれないの・・・・?
「いつもと違う髪型に気づきなさいよー・・・。」
ひっそりとつぶやく。
・・・。会話がないっ!!
「さ、寒いわね。」
「だな。」
会話、終了!?
「もーっ!私の一言には三つの言葉で返事すること!!いい?」
「わかった。」
わかってなーい!いった先から一言じゃないの。
「わかったら、右手がお留守なのなんとかしてよ、ばあか!」
「ごめん。」
そういってするり、と手を握る。
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人ごみの中私は一人立ち尽くしていた。
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