きみの言葉を覗いた窓辺から
人生は物語にはなりませんが
きみの感情の断片 その輪郭に触れていた
かすかな記憶を越えて触覚から
幽霊のようにいなくなってしまった
その後の続きを考えていました
きみの言葉を覗いた窓辺から
茨城の海辺へと向かっていました
あの夜に見た 牛久大仏のことを思い出していた
かすれた記憶を美化するように語る
その暴力性を見ないふりしながら
左右盲になったように彷徨うんだ
栞を挟んだページをめくって
往復書簡のように返事を紡いで
ぼくやきみの人生になって
雨よ、降り続いていて
いつか 失踪してしまった感情が
ぼく自身が殺したぼくが
時折、ぼくが幸せになる事を拒むのです
かすかな記憶を越えて触覚から
あの頃に見た映画を思い出したのですが
思い描いていたよりは退屈でした
栞を挟んだページをめくって
黒塗りになった鳥が羽撃いていくだろう
遠い国へ渡って
雨よ、降り続いていて
世界の輪郭を描いて
五感を伝って あなただけのものになれ
黒鉛と粘土でまみれた紙で
栞を挟んだページをめくって
往復書簡のように返事を紡いで
ぼくやきみの人生になって
雨よ、降り続いていて あめあられ
コメント0
関連する動画0
ご意見・ご感想