「無限のキャンパス」
トイレという醜い世界で 誰かが書いた悪口があった
見過ごされ 放置され 数十年後 誰かがそれを見つけて
隣のトイレには 「悪口禁止!」の張り紙が貼られるようになった
陰険なやつがどんなに頑張っても 剝がれなかった 塗りつぶせなかった
トイレに行きたくなった人々 老若男女 鍵を閉める姿が滑稽で笑った
この世界隅々まで グーグルマップで見たとしても トイレしかないというのに
ここがどこなのかということを そんなどうでもいいことを
わかっているようで わかっていないんだ
発せられる言葉たち 産まれただけで発せられない言葉たち
すべてトイレに刻まれていく どんな空間なんだろう 世界の中心
無限のキャンパス
自分という者があったこと トイレの中で忘れられていた
勇気出し 鍵を開け 扉を開けたよ それでも流し忘れた
そしたら存在が思い出されたよ どこまでも冷ややかな便器世界
正しさを持って愛されようとしても 汚物のように見られ続けていた
トイレを出ても手を洗わずに 出口を出た それを見つめていた防犯カメラから
「美しくあれ!」と電気信号が送られていく時 監視センターは笑うだけで
綺麗に見せているつもりでも 気づかぬうちに広がるよ
回避することなどできないウイルスみたいだ
常に晒し上げられる 最先端の情報ネットワークから
どこにかき集められているの? 誰がまき散らしているの? 世界の中心
無限のキャンパス
ここがどこなのかということを そんなどうでもいいことを
わかっているようで わかっていないんだ
発せられる言葉たち 産まれただけで発せられない言葉たち
すべてトイレに刻まれていく どんな空間なんだろう 世界の中心
無限のキャンパス
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