子(ね)の刻、霧と雨が夜を洗って
和毛(にこげ)の仔羊も月時雨を浴(あ)んでいる

月を見失っても泣いちゃ駄目だよ
泪で星まで見えなくなってしまうから

死ぬまでに年齢の数だけの夏しか「経験」できないから
だから、たくさんの物語でたくさんの夏を「実感」するんだ

幾年のページの枚数が
幾度の湧き立つ万感が
幾許の幼稚な空想が
やがては現実に色を塗る

物語の登場人物にバイバイ、手を振って
ここからは君自身のストーリーだ
今度は世界という書物を読みにいこうぜ
早起きはつらいけれど

酉(とり)の空、舂(うすづ)いて、暮色に滲む
触れなば散りぬべし、儚い幸福よ

誕生、それは人生で一番最初に訪れる災難だとしても

一齣(ひとこま)に描かれた永遠を
一幕に詰まった一生を
一行(ひとくだり)の古い戯言を
思い出して、さあ、街へ出よう

物語の登場人物にバイバイ、手を振って
ここからは君一人の冒険だ
今度は世界という映画を観にいこうぜ
夜ふかしは程々に

存在しない虚数のように
現実を紐解くには虚構(フィクション)が必要だ 

御国訛りの牧歌、民間伝承(フォークロア)を語る客人(まろうど)
誘(おび)く呼売 麝香(じゃこう)の香り

出発だ、自分という世界で一番小さな無人島から

物語の登場人物にバイバイ、手を振って
ここからは君自身のストーリーだ
今度は世界という書物を読みにいこうぜ
早起きはつらいけれど

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

さよなら、ブッキッシュワールド

歌詞

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投稿日:2025/08/23 00:41:17

文字数:612文字

カテゴリ:歌詞

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