桜舞う風の中で君と交わした約束をね、
どうか忘れませんように果たせますように

待ち合わせはいつも君が遅れてくるから
ベンチで待っていたの
寂しかったんだよ

泣き出しそうな空の下
君の頬を伝う光がそっと私にも移ったの

一番大切なこと　どうしても言えず俯いた
素直になれなかったんだ
頭を撫でたあなたの手が優しくて大好きでした
もう感じられないの

ただいま、に返る「おかえり」が温かいこと
教えてくれたのはね　紛れもない君です

苦しそうな君をただ見つめることしかできなかった
無力な私を赦してよ

『もしも君が旅立って、取り残されたとしてもね
　泣き出しそうな空の下　君に向かって笑いかけます』

一番伝えたかったこと　どうしても言えず俯いた
素直になれなかったんだ
頭を撫でたあなたの手が優しくて大好きでした
もう感じられないよ


ひらがなver.

さくらまうかぜのなかで
きみとかわしたやくそくをね
どうかわすれませんように
はたせますよーーうに

まちあわせはいつも
きみがおくれてくるから
べんちでまっていたの
さみしかったんだよ

なきだしそうなそらのした
きみのほおをつたうひかりが
そっとわたしにもうつったの

いちばんたいせつなこと
どうしてもいえずうつむいた
すなおになれなかったんだ
あたまをなでたあなたのてが
やさしくてだいすきでした
もうかんじられないの

ただいまにかえーる
おかえりがあたたかいこと
おしえてくれたのはね
まぎれもないきみです

くるしそうなきみをただ
みつめることしかできなかった
むりょくなわたしをゆるしてよ

もしもきみがたびだって
とりのこされたとしてもね
なきだしそうなそらのした
きみにむかってわらいかけます

いちばんつたえたかったこと
どうしてもいえずうつむいた
すなおになれなかったんだ
あたまをなでたあなたのてが
やさしくてだいすきでした
もうかんじられないよ


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蛇足ですが。

病気で恋人を失ってしまった人の設定です。
和風な曲なのに和の要素なくて申し訳ないです。
切ないのにどこか温かいような印象を感じたのでこんな感じになりました。
字数が多少違うので何かございましたら遠慮なくお願いします。
また、タイトルは仮です。