海を吹く風が 涼しい 10月に
浜辺(はまべ)と波(なみ)の 恋はおわった

渇(かわ)いた心を 拭(ぬぐ)ってくれた けど
わたしの熱も 奪ってい(い)った あのひと

何度も 寄せて 返す うちに
やがて あなたは なびいて
おそくかえって 嗤(わら)って言った
「遊んでたよ」 どこで? 

浜辺(はまべ)は惹(ひ)かれる 波際(な.み.ぎわ)
ときに 風向(かざむ)き あやしくなっても
すぐに凪(な)ぐから きづか.ず ぶつかる愛 しんじてた
カレはさざなみ うわついて
貝殻(かいがら)たちが 混ざ.りこんでる 心の海(うみ)を か.くし.て
わたしのことを 撫(な)でたの
(波は…さらうのよ…)

恋の声がする 10か月の後(のち)に
浜辺(はまべ)は波(なみ)の つめたさおもった

流した涙を 覆(おお)ってくれた けど
わたしの頬(ほお) 濡(ぬ)らしたのも あ.のひと だった

何度も 呼んで 求めたって
そっけないって おこって
忘れられない 声 加え.た
「好きだったよ」 やめて…

フォトフォルダが 渦[うず]まいたから
なつかしさが 押し.寄せて.るの
ふたりのあいだ 泡(あ.わ)、隔(へだ)って 元にはもう戻らない
カレはさざなみ とおい かげろう
記憶の岸(きし)で ゆ.らめい.ては
すぐそばにいて届か.ない 同じ波形(はけい)が ずるいの

わたしの彼(かれ)は 恋に うつろう
違う相手が は.いりこんでた 心のなかを か.くし.て
しずかにゆれる 姿(すがた)
カレはさざなみ 恋の かげろう
記憶の岸(きし)で ゆらめきながら
口説(くど)いたときの笑顔で つかめないのに 迫(せま)るの

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

さざなみ

Yamabouzu さま
https://piapro.jp/t/yegg
の応募曲です。

「スローテンポ」
という特長をいかすことを考え、
イントロに感じた「海」
のイメージとあわせて
「砂浜と波の接点」
にフォーカスして、
“健気な恋”を描いてみました。

よろしくお願いいたします。

※【6/20】調整が完了しました。

閲覧数:258

投稿日:2024/06/20 21:33:46

文字数:720文字

カテゴリ:歌詞

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