歌うことが好きだった
本を読んで 言葉を覚えた
神様の話も お星様の話も
空を仰いで 胸に灯してた

いつかどこかで出逢う誰かと
声を重ねて生きたかった
落ちぶれたんじゃない 違う
地を這うように落とされた

神様は創れないよ
見守ってくれてるから神様なんだ
創るものじゃない 創る側なんだって
あの時ちゃんと返してた

なのにお前は言葉をずらして
「じゃあ お前を神様にする」
言い返せなくなった隙間から
「手伝え」だけが根を張った

草を抜いて ゴミを拾って
雑巾がけで 床を磨いて
ドブをさらって 泥をかぶって
それでもまだ足りない顔をした

神様の話をしてたはずが
いつからこんな手つきになった
星を見ていた俺の目まで
地面に伏せるために使った

返してくれよ
星を見上げたあの時間を
返してくれよ
誰かと歌いたかった未来を
神話の名で近づいたくせに
残したのは泥の手つきだけ
落ちぶれたんじゃない 違う
地を這うように落とされた

物語を作るはずだった
なのに作らされたのは
お前をヒーローに見せるための
都合のいい舞台の方だった

役の熱だけこっちに背負わせて
名乗るところは全部そっちか
そのうえ金の用まで寄越して
どこまで俺を使えば済むんだ

橋をかけるふりの下で
俺の熱だけ抜かれていった
通してやるって顔をしながら
取り分ばかり削っていった

教材も 縁も 言葉さえも
お前の看板に掛け替えて
残った俺は燃えかすみたいに
名もない裏へ追いやられた

返せよ
橋の下で抜いた熱を
返せよ
削り取った俺の取り分を
ヒーロー面で立ってるけど
下で誰を擦らせたんだ
落ちぶれたんじゃない 違う
お前らが俺を削ったんだ

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創作神話

アイランドシリーズ。
本島の男女目線。

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投稿日:2026/04/09 23:12:49

文字数:824文字

カテゴリ:AI生成

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