今日、リンミク先輩にピアプロ学園を案内してもらうため、
正門で待ち合わせていた。

ミク:
 ピアプロ学園にようこそ!
 創作活動が毎日行われているよ!

リン:
 どんな感じなのか、楽しみ!


リン達は早速入ってみた。

ミク:
 ここは展示会をしている体育館だよ!


リン:
 たくさんの音楽、イラスト、テキストが展示してある!

ミク:
 気に入った音楽やイラストはダウンロードできるよ!


リン:
 ダウンロードができないのもあるけど?

ミク:
 それは、ライセンスが付与されていないんだよ!
 作者さんに、どういった用途で使うか言って、
 ライセンスをもらうといいよ!

リン:
 小説かと思ったら、歌詞もあるんだ?

ミク:
 歌詞を上げておくと、ボカロ曲になったり、
 イラストを上げておくと動画に使われたりするんだよ!
 創作の輪が広がるのが、ピアプロだよ!

リン:
 自分の歌詞やイラストが大好きなボカロ曲や動画に?!
 早速やってみる!


リンも歌詞を展示してみた。

しばらく待ってみるが・・・

リン:
 中々、ボカロ歌にならない・・・



ミク:
 う~ん・・・
 作詞人口は作曲人口よりも多いから、
 出会いが少ないよね・・・

タグ検索で確認すると、
歌詞募集の曲が200くらいで、
曲募集中の歌詞が11300であった。

リン:
 じゃあ、諦めるしかないのか・・・

ミク:
 諦めるのは早いよ!
 歌詞募集のタグの付いている音楽を探して、
 まだ歌詞募集中だったら挑戦し見るといいよ!

リン:
 じゃ、さっき書いた歌詞を・・・

ミク:
 あ、ちょっと、ちゃんと曲を聞いて、
 メロディーと歌詞の文字数が合っているか、
 作曲さんの求めているイメージにあっているか確認しないと!
 歌詞の使い回しや重複応募は失礼だよ!

リン:
 あ・・・自分のことばっかりで、
 作曲さんのこと、考えていなかった・・・

ミク:
 今から気をつければいいと思うよ!
 それから、中々、曲がつかないなら、
 自分で作っちゃえばいいんだよ!

リン:
 作るのって、難しそうだけど?

ミク:
 フリーソフトでも質のいいDAWや音声合成ソフトがあるから、
 検索で、ソフトや講座を探して、すぐに作れるよ!
 作曲の知識もあると、歌詞を書くときに
 どういったことに注意すればいいか理解できるし、
 勉強するのはいいことだよ!

リン:
 作曲の勉強か・・・
 時間がかかりそう・・・
 後にしよう・・・

ミク:
 すぐに有名ボカロPを目指すのではなくて、
 初心者は、短い歌から、ソフトの使い方、
 作曲の基礎を自分のペースで学んでいけばいいと思うよ!

リン:
 よし、今度は、絵を投稿してみよう!
 ボカロ動画に使ってもらうんだ!

ミク:
 頑張って!

リンは次は、イラストを投稿した。
しかし、しばらく経っても、動画に使われる気配はなかった。

リン:
 私の絵、下手なのかな・・・(涙)

ミク:
 下手というよりは、
 動画に使いたい絵じゃなかっただけだと思うよ・・・
 イラスト募集の曲に挑戦したり、
 絵師募集のコラボに参加したらいいんだよ!

リン:
 ・・・でも、自分の絵が採用されなかったら・・・

ミク:
 弱気になっちゃダメだよ!自信を持って!
 採用を気にするなら、自分で動画作ればいいじゃない!
 好きな音楽に、気に入ったイラストで動画を作るんだよ!

リン:
 よ~し!
 有名曲に美麗なイラストを使って・・・


リンはスライドショー動画を作成した。

ミク:
 なんか、チグハグ感が・・・

リン:
 え~?何でだろ・・・

ミク:
 歌詞や曲を聞いていたら、イメージ浮かばない?
 そのイメージに合ったイラストを探すんだよ?
 リンの好きなイラストだけ集めても、
 歌にマッチしてないと違和感が・・・

リン:
 歌を聴いたら、イメージが・・・

ミク:
 そうだよ!耳を澄ませば、
 きっとそこに光景が見えるはず・・・
 その光景をキーワードにして、
 イラストを検索して、探すんだよ!

リン:
 中々、自分のイメージ通りのイラストがないな・・・

ミク:
 その時は自分で描いたり、
 ラフを提示して、イラスト依頼を受けている人に
 お願いするといいよ!


検索で探したイラスト、自分で描いたイラスト、
お願いして描いてもらったイラストを使って、
ボカロ動画が完成した。

リン:
 やった完成だ!早速、動画を発表しよう!

ミク:
 ピアプロには動画を展示する場所はないから
 動画サイトに投稿してね!
 それから使用させていただいた作品には
 お礼を言ってね!


リンは意気揚々と動画サイトに投稿した。

リン:
 変なコメントが!

ミク:
 荒らしはスルーしよう!
 適格な指摘な場合は、参考にして次回作に活かそう!

リン:
 でも、ショック・・・

ミク:
 それくらいで嫌になっちゃうくらいなら、
 リンにはピアプロは向いていなかったのかもね・・・
 誰かに作品を見せるということは、
 批判も覚悟しておかなきゃ・・・

リン:
 でも、何もあんなコメントしなくても・・・

ミク:
 言わせたい奴には言わせておけばいいんだよ!
 私達は、自分たちの好きなように作っているんだから、
 堂々としてたらいいんだよ!
 リンはそんなコメントした人好みの作品を作りたいの?


リン:
 私は・・・有名Pみたいな・・・

ミク:
 ボカロ曲やボカロ動画が好きだから、作りたいんじゃないの?
 こういうものが欲しい、こういうものが表現したいって思ってないの?
 万人受けする作品なんて一握りだよ?
 再生数稼げなきゃ価値がないという考えなら、
 リンは向いていないよ・・・


リン:
 どうして?だって、みんなに見てもらわなきゃ、
 発表している意味が無いじゃない!

ミク:
 自分で自分の作品を認められてないのに、
 そんな作品を他人に見せているの?

リン:
 ・・・
 ただ、ボカロが好きだから、みんなと楽しみたいから・・・
 ボカロ好きの人と一緒に創作楽しみたいから・・・


ミク:
 そのためにもたくさん作品を発表して、
 自分は自分の好みの作品に出会えたら、
 ブクマや作品あてメッセージを送って輪を広げるといいよ!
 きっと意気投合できる仲間が見つかるよ!


リン:
 そうかな・・・?

ミク:
 ちゃんと作りたいものを見つけて、技術を身につけて
 沢山の仲間を集めれば、きっと、
 一人じゃ実現できないような素敵な作品が作れるよ!

リン:
 最初は一人かもしれないけど、
 頑張ってみる!


リンはピアプロ学園に入学することを決意し、
歌詞、作曲、イラストの勉強を頑張るのであった。

おしまい!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ノベルゲーム・シナリオ

面倒になって、分岐なしです・・・

私のピアプロへの思いなので、
他の人とは考えが違うような気がしますが・・・

まぁ、頓挫するコラボが乱立している状況から考えて、
まずは、技量身に付けろや!
自分の能力の限界知っとけや!
っていうのを表現しました・・・

基本、一人で作っている方が、
待たなくていいし、早いし、
イメージ通りに作れるし(技量伴ってないことあるけど)
気楽でいいんですがね・・・
(たまに気の迷いで、コラボ立てたり、参加したりしますが・・・)

閲覧数:112

投稿日:2014/02/09 20:02:17

文字数:2,858文字

カテゴリ:小説

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