何者でもない僕は
自分の存在価値を
自分の居るべき場所を
探している

「きっと次こそ上手くいく」って
言葉さえ重荷になって
投身自殺の夢を見て
今日もダメか
なんて

電車に揺られて今日も
吊革と天井眺めて
刻一刻と刻むデジタルな寿命
カウントダウンで

磨り減っていく踵と一緒に
僕の心も淘汰されて
結局何者でもありゃしない

僕らは自分の生きる意味でさえ
誰かに言われる儘に
僕らが選んだ世界は
誰かが既に創ったもの
目の前にある吊革で
首を括る妄想して
憂鬱をデフォにしながら
幸せになりたいなんて言ってる

僕が生きていたいと願うのは
死に切れなかった恐怖で
今日も矛盾を抱えて
まだ生きている

きっと生きてた方が楽って
自分にそう言い聞かせて
睡眠、安定、抗鬱の薬
飲んで寝る

朝は電車に揺られて毎日
吊革と天井眺めて
刻一刻と迫る会社へ駅にて
カウントダウンで

過ぎ去っていく月日と一緒に
僕の心も順化されて
今では何にも感じやしない

僕らは自分の生きる場所でさえ
誰かに決められる儘に
他人が造った世界で
ただひたすらに慣れていって
目の前にある液晶で
ひと暴れの妄想して
狂うこともなく僕らは
幸せになりたいなんて言ってる

僕が生きていたいと願うのは

「死に切れないから今日を生きる」

僕らは自分の生きる道でさえ
誰かに作られたモノで
僕らが歩んだ世界は
誰かが既に舗装したもの
目の前にある吊革で
首を括る妄想して
狂ったフリの笑顔で
まだ生きてゆきたいなんて言ってる

僕が生きていたいと願うのは

あの日終われなかった後悔と共に

嗚呼、嗚呼

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【歌詞】吊革と天井

閲覧数:165

投稿日:2017/12/18 14:34:41

文字数:690文字

カテゴリ:歌詞

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