誰も彼もがほら
隣り合わせる一筋の光
希望、夢集め映ゆる飛沫

曇り空を稲妻が割いた
街を濡らすプラズマサイン
ガラス伝う紫電の雨粒
引搔かれているワンルーム

水溜りに着替えた穴ぼこ
あちらこちら彩り揺らめく
香り高く花びらはらりと
アスファルトに咲く大銀河

見落としていたパノラマ
メイブルーや黒南風に
いつしかはしゃぐ心
瞬間を焼き付けるフィルム
オルゴールを兼ねて廻る

ひっきりなし明るく美しく
ringing dancing鳴るミュージック
道隠す霧は晴れ
魑魅魍魎すら手を引かれ
そんでもってどんちゃん騒ぎ

厭人厭世も抱えはするけど
全身全霊を掲げてみるね
頑張ったら輝いた
弾んだハートは然もありなん
キラキラ行く今よありがとう

裏返しの恥じらい泥んこ
宿り終えた殻の勲章
ただ繊細な泡を食っては
ぶきっちょな苦味飲み干した

焦り不安波うつ脈拍
ラムネジュース注ぐ手も震える
赤い頬で"さながら純愛"
茶目っ気が過ぎる自己暗示

甘くこぼれた露に
浸り込んだ四畳半
シャボンのような虹色を
憧れながら滲み出した
シャングリラが窓を抜けて

風鈴の音は溢れんばかり
The clinging dread is a friend of mine
境界さえ協和をもって
伝播しちゃえ感情ごと
電子ネットをあまねく届け

パンドラの箱を開けたとして
浸透圧負けない世界へ
茹だる熱気は夏のでも
のさばるハッピー皆のもの
幸せよ思い切り降り渡れ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

夏浴み

えんきゅー/eNQueue (https://piapro.jp/enq_music) 様への応募用作品となります。
(https://piapro.jp/t/zAcd)

どんよりしがちで憂鬱を運ぶばかりだと思っていた梅雨模様に見出した案外楽しめそうな日常から少し前向きになろうとする情景を思い浮かべ

閲覧数:89

投稿日:2024/05/11 18:48:44

文字数:629文字

カテゴリ:歌詞

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