A
清く正しく優しくして
背筋伸ばして笑顔添えて
誰も彼もの期待の中
間違い探しは見つかりません

B
欲しいものはあげればいい
痛いことは代わればいい
法律なら守ればいい
それなのにほだすあなたは誰？

S
リコリコリコリコ私を汚すのは
甘い誘惑？或いは幻
リコリコリコリコ救いはいらないわ
白いまんまで生きていたいから

幽体離脱するみたいに
遥か向こうに手を伸ばした
どうせ足りない命ならば
いっそ使ってもらいたいな

A
どんな不幸も食べ尽くして
ごちそうさまで手を合わせて
甘い苦いも喉過ぎれば
忘れてしまうわ昔の話

B
好き嫌いはなんにもない
愛せるから尽くせばいい
ガラスの雨痛みはない
それなのに阻むゆらぎは何？

S
リコリコリコリコ心臓乱すのは
怖い妄想？そんなのマヤカシ
リコリコリコリコ林檎は熟れないわ
ジャムになるならそれでもいいけど

綺麗な花になりたいので
どんな呪いも許せるから
もしも間違いがあるならば
そっと教えてくれませんか

C
もしも森の中ひとり
怖い獣に出会ったならば
それも運命と笑い
まるごと愛するはずなのに

S
リコリコリコリコ綺麗なはずだった
つのる妨害優しい言葉で
リコリコリタリコ救いはいらないよ？
なのにどうしていばらが砕ける

リコリコリコリコ私を汚すのは
酷い感情それでもひたむき
リコリコリコリコ素顔を暴いたら
黒い光にほだされたくなる

善悪だけを信じていた
それでもずっと聞こえていた
「どうせ不幸になるのならば
僕と一緒に生きませんか」