彼女は独りだった。

森の奥の遺跡の廃墟で、ただひたすら待っていた。

「私ノ───想イ人───」

何も食わず、何も飲まず、ただただ座っていた。
想い人を、待っていた。

そして、3年の月日が流れた。

彼女の待ち望んだ、想い人が、現れた。

だが、彼女は・・・
既に朽ち果てていた。

彼女は、天使のように微笑んでいた─────。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

想イ人

・・・これが小説?

閲覧数:165

投稿日:2010/08/05 01:13:48

文字数:167文字

カテゴリ:小説

オススメ作品

クリップボードにコピーしました