鳴いて荒んでいい気持ち
褒めて撫でたりしないでね
此処は猫街 身勝手街
我侭放題
義務も義理もあるわけない

懐き振るのは尻尾じゃない
吠えて噛み付く意味知って
至る犬街 轟街
愛され他意過多
順に首に輪をかけ講じる

抜きつ抜かれつ群像の
混じり合わない劇中劇
単に形が違うだけの
同じ属性 息中毒

事実無根の首縊り
人でいられぬ情動禁
全て把握し受け止めてよ
否定しないで 承諾して

支障来せば暴動を
誰も誰かを理解しない
広い気持ちの余裕など
芝と一緒に刈り取られた

猫犬人街
誰にもなれない人だかり
集落だらけの街だかり
星さえ見限る いつかの日

恋試合して張り合って
いとも容易い殺試合
喧嘩ドヤガヤ 範疇街
血の気も放題
カナメのアイを忘れたまま

文化文明末に凪いだら
眠りについて鑑みる
それは人街 瓦礫の山
石対棍棒
ケリをつけられない泥試合

個人非個人壁作り
雑じり遭えない哀愁劇
指のナイフでif嫌厭
誰が殺せば クックロビン

飾り逆さの洒落嘔吐
そしていつかの実証論
轍の棺桶落下しても
曝露して尚 函数する

意匠凝らした反応も
街は悲鳴の人ばかり
広い世界の片隅で
やがて手痛い前線へと

猫犬人街
自立のできないかたなしの
事由を失う謎だかり
詩什を尽くして 祈るばかり

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

猫犬人街

閲覧数:83

投稿日:2025/10/05 01:22:16

文字数:556文字

カテゴリ:歌詞

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