仰ぐ空の端に 白い指先透かしては
冷えた空気の壁 触れるだけ儚い
遠くあるだろうか 傷を残したその声は
消えた二人の痕 思い起こす調べ

その笑顔が その両手が
よぎる夜を繰り返して
その声を その熱を
手繰る夢を見た

はらりはら落ちる 戻らない 時が舞い踊る
心からいっそ 飛び出して 逝けばいい
からり鳴る喉が 引き攣れて 名前紡いだら
瞳から落ちる 仄明かり 幾千と



君と見た街並み 君と歩いた大通り
冷えた手は彷徨い 行き場無くし落ちた

その言葉が その姿が
よぎる過去に成り下がって
その度に その度に
息を忘れてた

さらりさら溶ける 雪解けの 涙狂い咲く
しのぶれど想う 彩を 刻むまま
あの日見た雪が 引き連れて 記憶紡いだら
胸の奥灯る 花明かり ただ永久に


嗚呼 君の好きな
綺麗な雪の夜だ 君がいないのに


くらりくら落ちる 戻らない 君と舞い踊る
亡くすならいっそ 言わせても くれぬまま
君の笑む音が 触れるように 響く夢を見た
君はいたここに 仄明かり 雪蛍

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雪蛍(応募歌詞)

応募用の歌詞となっております。

君がいないから辛いのに、君といたから生きられる。
君を想うから辛いのに、君を忘れることに耐えられない。

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投稿日:2017/05/13 01:32:38

文字数:451文字

カテゴリ:歌詞

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