...Are you OK?

流れる街並み　横目に　溜め息ひとつ
お互いなんて　知らないくせに
触れた頬から　溢れる熱　求め合った

肌が裂ける程　爪立てて
妖艶に　大人っぽく　笑ってみせた
「あの子が好きなの？　あげないよ」
全部　私のものだもの

真っ赤なルージュを　塗り上げて
今夜も　外へと歩み出る
高めのヒールを　鳴らしても
あの子は　振り向くはずもない

綻ぶ糸を辿るように　追い風受けて
摘まんだ赤い糸　切りたくて
あの子の恋人　壊そうとしただけ

胸が焼ける程　腹を立て
嫉妬する　子供みたい　笑わないで
「あの子はあげない　あげないよ」
だって　私のものだもの

弾ける炭酸　零したら
今夜は　一人で泣き喚く
本当に欲しかったもの　それは
あの子だけだった　それだけよ

見ているだけで　変になりそうで
話すだけで　可笑しくなっちゃって
どうせならば　どうせならば
あの子を先に奪えばいい

桃色の唇　指で触れて
口に含んだ　スパークリング
触れた唇で　分け合った

深く愛して　弾ける程
背徳なんて　気にしない
本当に欲しかったもの　それを
手に入れたから　もう要らない