産声上げた檻の中で
たくさんの人が見守っていた
光が差さない隅の陰で
いつも泣いていた

陽のない場所がお似合いさ
諦めたように笑ってみても虚しい
そんな日々に終止符を打つ
一人の勇者
差し伸べられた手で 時は動き出す
止まぬ雨はない

走り出した少年
足枷はない
広げられた地図に
足跡を記して
走り出した少年
迷いは断ち切った
どこまでも行けるさ
息の続く限り

闇夜の合間を縫い
逃げ続けていた
沢山の人と同じ
息を潜めていた
裏切りに課される
容赦のない制裁
いつも怯えていた

暗がりの中 追いかける
いくつもの影 血走る目が光る
包囲の中に残された
隠れた仲間
もう捕まり始めて 叫び続ける
「どこか遠くへ!」

走り出した少年
足枷はない
広げられた地図に
足跡を記して
走り出した少年
迷いは断ち切った
どこまでも行けるさ
息の続く限り

息の続く限り
もう止まるな
もう後ろを見るな

見殺しになった
多くの命に
救われてきたことを
忘れたことはない
走り出した少年
涙をこらえた
後ろに残したものの
痛みを抱えて

始まった冒険
だから
広げられた地図の
続きをただただ
描(か)き続けるしかない
どこまでも行けるさ
息の続く限り
どこまでも行けるさ
息の続く限り
進むしかない
息の続く限り

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

veludo

花、持つ僕らさんのveludo(https://piapro.jp/t/2cyV)応募用です!
veludoというタイトルと曲のイメージから「走り出した少年」というフレーズがずっと離れなかったので、そこを軸に開放的に書いてみました!
ご意見ご要望等ございましたら遠慮なくお申し付けくださいませ!

閲覧数:144

投稿日:2025/01/25 12:06:47

文字数:556文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました