集まる雲 のぼる風 力強く
蝉時雨が溶ける空 長く高く

泡模様に 透きとおった
甘辛く潤う瓶サイダー

引換え券 まわし飲み 射的バトル
提灯の灯 虫さされ お面の影

ごった返す納涼祭に
入道雲の雷鳴が響く

雨粒溶かした綿菓子
へそを守るように抱え込む夜
花火を嘆いたカップル
浴衣湿らせるキミがいたけど
楽しんだもの勝ちでしょ

不満や悩みなんて
遊んで忘れようか

いつの間にやら傷だらけだ
仲間の証のキーホルダー

日焼けの跡 砂ぼこり 波打ちぎわ
虫捕りあみ 草いきれ 汗ばむ肌

時つ風 身を任せ
あてもなくどこまでも運べ

サビつき鳴らした自転車
山も海もいいなって飛ばす街道 
たわいない会話 かさなる
記憶 約束を胸に出かけよう
待ちどおしくなる 明日(あす)も

熱に褪せて飴色にきらめく瞬間(とき)
目いっぱいに追いかけて逃がすものか

雲間から照らす陽光
変わる街なみを辿りながら
少しだけ違う速度で
飽きることもなく走り続けている

広い空で自由な雲みたいに
甘く香る綿をとなりで
頬張る小さな姿を
目に焼きつけておく
こころゆくまで
夏に焦がれた街で

蝉時雨を浴びていた青き日々よ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

青褐色

shikanami (https://piapro.jp/music_381) 様への応募用作品となります。
(https://piapro.jp/t/ArnW)
雲とわたがしの入れ方が強引?というかオマケのような形になってしまい、曲のイメージや想定された歌詞からは逸脱しているかもしれません。

閲覧数:85

投稿日:2024/09/11 19:09:17

文字数:507文字

カテゴリ:歌詞

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