アラームが六時半を告げる
いつもと変わらない朝が来る
急ぐサラリーマンを横目に
また見慣れた通り道を歩く
灰色にざわめく街並み
排気ガスが舞い目が染みる
顔を背けて見た道端に
名も知られぬ花が咲いている

好きなことだけで生きていたい
でも好きなことだけじゃ生きてけない
何もできない、何も果たせないまま
生きてるだけでも腹は減る
寝惚け眼で窓を覗く
何者でもない僕が映る
明日のことすら覚束ないまま
くだらない歌を歌っている

もう分からないんだ僕ら
全部分からないんだ僕らさ
あの日聞いた言葉の忘れ方も
あなたの涙の拭い方も
でも生きてゆくんだ僕ら
今日も生きてゆくんだ僕らさ
忘れないように贈り続けよう
意味もない世界に花束を!

アラームが六時半を告げる
いつもと変わらない朝が来る
不安げな野良猫追い越して
また見慣れた通り道を歩く
曖昧な色をした空は
なぜだか少しだけ愛しくて
行く人も疎らな道端で
思わず足を止め眺めてた

僕らはいずれ忘れてゆく
ほら瞬きする間に忘れてく
昨日のことも、食べたものも
あの頃見ていた夢のことも
でも世界は変わらず回ってる
また知らない顔して回ってる
ただ
嗚呼

もう分からないんだ僕ら
全部分からないんだ僕らさ
ありふれた言葉の伝え方も
自分の涙の拭い方も
でも生きてゆくんだ僕ら
今日も生きてゆくんだ僕らさ
忘れないように愛し続けたい
意味のない世界を

もう分からないんだ僕ら
全部分からないんだ僕らさ
明日の天気も幸せの意味も
ふざけた世界の終わり方も
でも生きてゆくんだ僕ら
「自分」を生きてゆくんだ僕らさ
忘れないように贈り続けよう
意味もない世界に花束を!

意味もない世界に花束を

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

意味もない世界に花束を 歌詞

ボカロオリジナル曲「意味もない世界に花束を」の歌詞です

閲覧数:102

投稿日:2023/09/25 18:58:53

文字数:722文字

カテゴリ:歌詞

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