A
呼吸の仕方を知らないまま
この世界に生まれ落ちてしまった
人と音と悪意で出来た濁流に
なす術なく溺れている

B
言葉が痛みになり
僕の鱗を剥がして
深く切り裂いていく
問いは泡沫と消える


僕は誰?


サビ
開かない鰓が
膨らまない肺が
通らない咽喉が
痛いよ

上手な泳ぎ方を
息継ぎの方法を
やり過ごし方を
教えてよ

ねえ僕を産み落として
あなたは何処に行ったの


A
遡上が何かも知らないまま
この世界に生まれ出でてしまった
飛び交う表裏と建前が見抜けず
そのうち全てが面倒になった

B
血の気の失せた朝の
束の間の静謐に
きらめく僕の鱗が
あまりにも痛々しい

僕は誰?


サビ
開かない鰓が
膨らまない肺が
通らない咽喉が
痛いよ

上手な泳ぎ方を
息継ぎの方法を
やり過ごし方を
教えてよ

ねえ僕を産み落とした
あなたは何処に消えたの


C
僕の吐いた言葉は
濁る水面に向かって
昇天するかの様に
弾けて行ったの

鰭に見紛う幻は
空に墜ちる海月の夢
揺蕩う波の心地に
嘔吐きながら抗うの

サビ
開かない鰓が
膨らまない肺が
通らない咽喉が
痛いよ

上手な泳ぎ方を
息継ぎの方法を
やり過ごし方を
教えてよ

開かない鰓が
膨らまない肺が
通らない咽喉が
痛いよ

上手な生き方を
笑顔の作り方を
受け止め方を
教えてよ


ねえ僕を産み落として
消えたあなたを憎んでも

ねえ僕を産み落とした
あなたを今でも愛してるよ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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  • オリジナルライセンス

鰓呼吸

こんなにも呼吸がしづらいのは、鰓の使い方を知らないからだと思った。

閲覧数:144

投稿日:2021/09/13 14:04:30

文字数:629文字

カテゴリ:歌詞

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