この物語のあとがきを
届かぬ君に向けて綴る
プロローグなんて君は
もう覚えていないんだろうね

僕と君が釣り合わないのなんて
馬鹿な僕でも分かっていた
それでもそれでもずっとずっと
この束の間を「永遠に」と思っていたんだ

記憶の中で
あまりに無邪気に笑いかけるから
最近よく眠れないのは 月明かりのせいかな?
最近買ったカーテンを静かに閉めた

あの夜の別れの電話
そんな気はすこししてたんだ
誤魔化し笑いはバレてたかな
最後くらいちゃんと話せていたかな

行った場所 歌った歌 話したこと
全ての思い出を消せる勇気もない
こんな僕だったからかな それでも
エピローグなんてもんかきたくなかった

1人になると
心の穴に風がふきぬける
手のひらに残る君を
握ったまま手放せない

記憶を巡る
お願いもう僕に笑いかけないで
伝えそびれた言ノ葉は胸の中に
今はまだ 隣にいた あの時のままで

この物語が完成したら
長く儚い恋路を引き返す
君が戻って来た時のための
足跡を残しながら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

跡書

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投稿日:2023/09/13 01:04:14

文字数:441文字

カテゴリ:歌詞

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