GOTHIC
~追憶の羽根~


1A
楽園の果て僕は生まれて
輝く無垢の天使
綺麗な花に手を伸ばし
堕チテク遥カナ暗闇ヘ


1B(主)
生まれ来た意味が
君にあるのならば
この白い羽根
鴉の翼のごとき黒に 

1B(対)
この背中
この羽根を
真夜中の鴉の翼の黒のように


1S(主)
この黒い黒い羽根で包んだ
二度と触(さわ)れない白い花
楽園に住む悪魔のごとき僕
僕の胸に 焼かれた痕
君のことだけは 心に
残りますようにと

1S(対)
黒い薔薇の実験台(モルモット)
もう光らない
銀色の水晶
堕ちる この身に
焼かれた痕
君のことだけは 心に
残りますようにと


2A
箱庭の中君は生まれて
儚く笑う少女
毒の実に口づけて
堕チテク冷タイ絶望ヘ


2B(主)
ここに在(あ)る君が
失われてく
空(カラ)の心を
真冬の刹那のごとき白に

2B(対)
この胸の
この記憶
消えていく真冬の刹那の白のように


2S(主)
その白い白い羽根で隠した
二度と消えない接吻(キス)の痕
箱庭に咲く可憐な花の君
君の頬に 涙の痕
僕の声 君の心に
届きますようにと

2S(対)
白い百合のジュリエット
もう叶わない
黄金(こがね)の幻想
君の 笑顔に
涙の痕
僕の声 君の心に
届きますようにと


2C(主)
ああ、僕らの白の羽根は
黒に染められて
赤の鎖が導くまま

2C(対)
赤の鎖が導くまま


3S(主)
この黒い黒い羽根で包んだ
二度と触(さわ)れない白い花
楽園に住む悪魔のごとき僕
僕の胸に 焼かれた痕
君のことだけは 心に
残りますようにと

君といつか二人で

生まれ変われるようにと

3S(対)
黒い薔薇の実験台(モルモット)
もう光らない
銀色の水晶
堕ちる この身に
焼かれた痕
君のことだけは 心に
残りますようにと 願う

君と二人で明るい 未来に   

生まれ変われるようにと

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

GOTHIC~追憶の羽根~

今回もeta3372@ηカリーナさんの曲に魅せられまして、作詞しました。

中二病くさいところもありますね。それもそのはず、元ネタが本当に中二のときに書いた詩ですからw(引っ張り出してきましたw)

ということで、今回は大昔に書いた詩を曲用にアレンジしたものです。

なんとなく物語がありまして、参考までに以下に書きますね。

楽園の天上。少年天使は神の実験台となっている囚われの少女天使(幼馴染的な!)を救う力を得るため、堕天使になります。少女は実験によって心を空っぽにされ、人形のように冷酷な天使になっているので、堕天使の少年をやっつけてしまいます。が、少年によって心を呼び覚まされ、自身の罪深さと少年を失った悲しみから堕天していくのです。赤い糸で結ばれたごとく、赤い鎖で繋がれて、堕ちていく彼らは、きっと来世で幸せになれるのです…。


ベタベタな感じがしなくもないですが、気に入った方がいてくださると嬉しいです(´∀`)

閲覧数:336

投稿日:2011/06/05 22:51:07

文字数:815文字

カテゴリ:歌詞

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