飴を口に入れた
甘ったるい味 春は死ぬのに
「生きていた?」「息はしていた。」
有限の時間は
なんとなく、このまま続くような
「また、明日。」を繰り返した
都合のいい夢 飛行機雲 ありふれたしあわせ
喪失してこそ美しいと空が言う
急に降り出した雨に 止まないでと縋って
虚しく空をきった僕の手のひらに
花びらひとひら 舞い降りた
また、夢を見ていた
桜がずっと咲き続ける夢
「花びらみたい、」 君は泣いている
将来の夢 未来の自分 明日の朝ごはん
どうして明日も生きているつもりなの?
街をつつみこむ夜に 明けないでとねがって
明日に怯えた君の笑顔は
朝焼けに染まり 消えていった
その朝焼けをもう一度みたいと
ねがってしまった 綺麗だと思った
息を、止めた
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