ここは言葉さえも届かない場所
願いを笑う視線もここにはもういないから
感情に満たされた海で
溢れ出す明日を否定して息をする

ゆっくりと目を開ける
ここがどこか確かめる
ぬるい滴がわたしを巡っていく
抱えていた諦めも
隠していたときめきも
遠く遠く薄らいでいく

一途に強く歌った夜はもう
ひとり部屋で悔し泣いた夜も
これで終わり救われているのに
どうしてまた帰りたくなっているの

ここは言葉さえも届かない場所
願いを笑う視線もここにはもういないから
感情に満たされた海で
溢れ出す明日を否定して息をする

「最近調子はどう?」
「変わらないよ」そう笑う
変わらない日々はいつまで続くのだろう
ありふれている人たちを
くだらないと思ってきた
くだらないのは私だった

夕焼け染まり誓った決意も
無垢に胸に響いた音楽も
徐々に溶けて色褪せて消えていく
どうしてこんなに涙が止まらないんだろう

透明で色のないこの世界で
ふつふつと込み上がるこの想いを心で感じる
認めなくちゃいけないねわかってる
おぼろげに映る私に微笑む

ここは運命さえ反っていく場所
受け入れられなくてもいい私が歌いあげたいの
感情がこぼれ出す海に
暖かい光が緩やかに差し込む

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

透明で色のないこの世界で

すんさん(https://piapro.jp/t/kc6k)の歌詞募集応募用に作りました。
変更等の相談ありましたら何なりとご連絡ください。

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投稿日:2019/03/13 00:53:20

文字数:523文字

カテゴリ:歌詞

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