本当に死にたいやつなんているか
本当に消えたいやつなんているか
ひとりが好きなんて大抵嘘だし
自分を嫌う自分のことが大嫌いだ
叶うなら誰かを幸せにしてみたい
無理なら誰かとただ笑い合いたい
傷つくのも傷つけるのも怖くて、でも
誰も傷つかない世界がないことを知ってる
それでも生きねばならない理由は
一生かかってもわかりそうにないけど
てのひらを見つめて溜め息をつくような
そんな毎日でもいいから
少しでも涙を零せるなら
まだ、大丈夫だぜ
彼はそう愚痴って、そして最後にはなぜか俺を励まして
何かを愛しそうに抱きしめて去っていった
てのひらに降った雨はいつのまにか渇いていて
ごく小規模な地震はとんと鳴りを潜めている
ああ、明日は晴れらしいと輝く夕陽を見て思った
放課後の声がする
野球部の顧問の怒声とか
美術部のあの子の鉛筆の音とか
飼育小屋の鶏の不細工な鳴き声とか
あと、誰かの小さな嗚咽とか
別に、
この涙はきっと夕陽が眩しすぎたせいだし
明日晴れるからって特に何も予定はないけど
でも、もう少し
もう少しだけ
生きて、みようか
コメント1
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ナツキ
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ご意見・ご感想
ぽてとくん
ご意見・ご感想
素晴らしい
2016/06/27 20:29:09
ナツキ
読んでくださってありがとうございます!
コメントとても嬉しいです(*^^*)
2016/06/27 20:49:25