目に映った朝焼けは
世界が終わるみたいで
午前四時
眠れない
まだ心臓は
燃えるような痛みで

歩き出せば全てが
想い出になって流れて
苦しいも悲しいも
要らない僕も
見えなくなっていくんだ
僕が捨てた空も明日も
見られる貴方の事だけ
まだ残ったまま

欠けたままの何かが胸の奥で暴れてるんだ

コリン性の炎症が身体中広がって
爛れた心は傷付けてばっかで
嘘吐きな僕の事なんか忘れてね
それが幸せでありますように
散らかった部屋も諦めた夢も
無視したら声になって泣くように叫ぶ
目が覚めたらきっと苦しみのない海を泳いでいる

歩き着いたこの場所は
少し肌寒く
色付いて
懐かしく
見える空が
何だか心地よかった

8月が終わることすら何にも感じなくなっていった
気がつけばそんなことすら寂しくなった
もう遅いなんてわかってるんだ
でも最後に言うよ
「助けて」

考える事は自分ばっかりで
大切なものなんて一つも無かっただけ

加虐したい衝動は今も変わらずにずっと叫んで
抑えればちぎれるような感覚だった

内に棲む獣は口先ばかりで
生きようと藻掻き歩む足を引っ張る
廃棄された心は無価値を象る
最初から居場所なんてないのだ
巡り巡る日々に押し潰されても
まだ忘れることが苦しいと思うのか
時が経てば僕の罪さえ洗い流していくんだ

鴉が泣いたら手を振れば
幼い手が振り返した
お別れなんて小さい事だった
それに気付いてしまったんだ

弱いままの僕はさよならも言えずに
本当は貴方じゃなきゃダメだったのにさ
綺麗なだけの想い出は偽物だし
だから貴方も忘れてね
取り繕った言葉で全てを失って
傷付く代わりに飛び込んだ空は
青く青く
想い出の色塗りつぶして
魚になって同じ青の中
自由に泳いでいる
夢を見る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

青空ターミナル 歌詞

閲覧数:63

投稿日:2023/11/09 23:57:27

文字数:749文字

カテゴリ:歌詞

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