目覚める体が泣いた 軋む床に射す
朝焼け彩り また ゆめうつつ
寝返るたんびに放る 布団の傍ら
陽だまり添い寝したのか 薄れ色
面倒で開け放つ窓 あといくつ寝れば
誰もが風流という 虫が鳴くの
外には いつでも 光が溢れて
何故だか 部屋まで 届けてくれるね
気付けば 心が 新鮮なんだ
失くした 昨日の 置土産
広がる箱庭 飛鳥は舞う
青空 掲げた 翼 満たす
かざした掌 沸る血潮
妬けてしまいそうな程に輝いた陽光
掠れ声 衣替え 代わり映え 試してみてごらん
夕暮れ くたびれ顔 それでも確かに
地を這う影は伸びる 明日の近づく方へ
自転車ライトが照り 避けた先に見る
舗装を割る草木は 抜かれたようだ
知らずに生きてた いやに怠い日々でさ
幾度 過ぎ去り いつか古びる未来
もう嫌だ悲愴感は どうにかなりそうなんだ
戒めこそお手上げ 誓いを立てるだけ
ふと一つ漏らす あくびはやがて
頼まれもせずに 夜を誘う
闇すら隠せる カーテンはまだ
皺ばかり重ね 弛んでる
斑交じり 言の葉 どこで散るか
宛名も 構わず 過ごすんでしょ
たじろぎ 澱ます 思い出さえ
その内どこかで 必ず斥力に倣うの
果てしない 忙しない 大志ない 僕の細道
過多期待 無に擬態 応えたい 煩悶少女
こぼすドリンク 染みたところで
拭き取ろうなんて微塵も思わない
それより今は 気ままに流れるばかりの
日常に身を委ねていたい
木々を縫う緑の香りや
波間で弾ける泡のざわめきも
砂埃たどる光芒も
生きてりゃ全てに感動できるよ
二分化するのは 誰でもない
ただ一人 生まれたキミ自身
繋がる 哀楽 橋の上を
行き交う景色は 諸行無常の理かな
夢次第 今日次第 キミ次第 動き出せばいい
時次第 場所次第 キミ次第 変わり始めてる
目覚めた体が
きっかけ
malka (https://piapro.jp/marvelous7009) 様への応募用作品となります。(https://piapro.jp/t/Qgfo)
窮さずとも通ず的精神とでも言いましょうか、
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