「そうだよ、わたし、かわいくないもん。」
瞬間、ボーカロイドたちに流れる空気が止まったのだった。
リンとレンが言い合いをしていた。レンの牛乳をリンが飲んだ。ただそれだけのこと。いつものことなので誰も気には止めない。メイコはテレビを見ていたし、カイトは隣に座っていた。ミクは双子を視界にとどめながら楽譜を見ていた。
売り言葉に、買い言葉。
いつしか言い合いはお互い引っ込みのつかないところまできていた。
レンが「おんなのくせに可愛くないやつ!」と言った時点で空気はピンと張り詰めていたのだ。ただ引っ込みがつかなかっただけで。
そして、リンは冒頭の台詞を吐いたのだった。
涙声で。
レンは棒立ちだった。
メイコとミクが俊敏にレンを囲んだ。
カイトはリンの前にしゃがんだ。
「リンは可愛いよ。」
「うそつ、け。かわいくないよわたし、乱暴だし。なんか、かわいくないよ。」
「女の子はね、女の子っていうだけで可愛いんだよ。」
「…」
リンは何も言わなかった。でも、目に浮かぶ涙は落ちることなくすっと吸収された。
「(…カイトにいはかっこいい)」
メイコとミクの間から二人を盗み見ていたレンはそう思ったけど、口には出さなかった。
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ブクマつながり
もっと見る※この作品は「悪ノ娘」「悪ノ召使」のネタばれでもあります。
朝焼けの太陽が波間を僅かに赤く染め上げている。
静かに寄せては返す波音を聞きながら、大きく伸びをした。
今日はいい一日になりそうだ。
朝の清々しい空気を胸いっぱいに吸って、ゆっくりと吐き出す。
ふと、波打ち際に女性がいるのが見えた。
少年は...リグレットメッセージ ~数年後の君へ~
AQUA
「そうだっっ!!!」
レンは勢い良く立ち上がった。
その直後にリンも飛び上がった、隣で突然の砲撃のような大声がしたもんだからドライヤーを落としたのだ。小指の上に。
「つっっ! ぁぅぁぁう…… っ」
涙を浮かべて悶え苦しむリンに気付かないまま、レンはおもむろに大学ノートを取り出す。
幸いにして...鏡音レンの作曲?
風月 諒
某所でおやつという名の賄賂と一緒に、一部妄想も詰めました。そして、もろっと渡しました。その内容です。
がっつり文章をを足そうと試み中。
予定は未定です。
前のバージョンで読んで下さい~。
6/23ひとりめ投稿。おやつと一緒に詰めた妄想たち。
sunny_m
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Cafe・我侭姫と無愛想王子・1~WIM~
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