黄昏時に花開く
火の花一つ、また一つ
老いも若きも寄っといで
今宵楽しきカーニバル
神と祀り奉ると
遥か神代の契り事
現代は祀る意味を忘れ
形容ばかりのカーニバル
落日終わるか 三日月変わりて
提燈掲げよ 畦道照らせや
音なき音乗り 拍子を取りませ
心を放ちて 歌えや謳えよ
星を地上に落としませ
金銀緑、赤に青
色彩鮮やかに華やかに
今宵楽しきカーニバル
祈り感謝を捧げるは
昔々の契り事
現代は祀る神を忘れ
形容ばかりのカーニバル
日常忘れて 時間を忘れて
ざわめく人混み 神楽も紛れて
手を取り弧描き 拍子を取りませ
感情を放ちて 踊れや躍れよ
見た目ばかり取り繕い
――何の為のカーニバル?
神は居ない、内容も無い
――誰の為のカーニバル?
嗚呼、何とも愚かで馬鹿馬鹿しい!
日常忘れて 時間を忘れて
男も女も 現を抜かせば
今こそ盛りと 歓声弾ける
張子の祭りに 祈るは愉快
夜闇深まり 暁闇始まる
篝火掲げよ 諸人照らせや
終幕を惜しむな 鶏よ嘶け
所詮は児戯よと 嗤うは誰そ彼?
―――――*―――――*―――――*―――――*―――――
たそがれどきに はなひらく
ひのはなひとつ またひとつ
おいもわかきも よっといで
こよいたのしき かーにばる
かみとまつり たてまつると
はるかかみよ のちぎりごと
いまはまつる いみをわすれ
かたちばかり のかーにばる
らくじつ おわるか みかづき かわりて
(ちょ)うちん かかげよ あぜみち てらせや
おとなき おとのり (ひょ)うしを とりませ
こころを はなちて うたえや うたえよ
ほしをち(じょ)うに おとしませ
きんぎんみどり あかにあお
いろあざやかに はなやかに
こよいたのしき かーにばる
いのりかん(しゃ) をささげるは
むかしむかし のちぎりごと
いまはまつる かみをわすれ
かたちばかり のかーにばる
にち(じょ)う わすれて じかんを わすれて
ざわめく ひとごみ かぐらも まぎれて
てをとり こえがき (ひょ)うしを とりませ
こころを はなちて おどれや おどれよ
かたちばかり とりつくろい
なんのための ◎かーにばる
かみはいない なかみもない
だれのための ◎かーにばる
ああ なん とも おろ かで ばか ばか しい
にじ(じょ)う わすれて じかんを わすれて
おとこも おんなも うつつを ぬかせば
いまこそ さかりと かんせい はじける
はりこの まつりに いのるは ゆかい◎
よるやみ ふかまり ぎょうあん はじまる
かがりび かかげよ もろびと てらせや
おわりを おしむな ◎とりよ いななけ
(しょ)せんは じぎよと わらうは たそがれ
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