#9

*俺の気持ち*





「おい、レン、二年の女子がお前を呼んでる。」

「え?わかった…」


 俺は最近よく女の子から呼び出される。

 みんなはこれを
「モテ期」とか言う。
あの、人生に三回来るとか言う?


 でも大概は顔見知り程度の女の子。

 …どうせ顔だよね?

 俺は外見で判断されたくない。
 内面を好きになってくれる子がいい。




 しかも俺は好きなひとがいる。

 そいつも俺が好きらしい。


両想いじゃん///



 だけど俺はこう見えて不器用だから素直に自分を表せない。


 だからここぞというチャンスをいつも逃す。





 俺は何回も、騙された事があった。
『レン、女子が今日の放課後教室に来てだってさ。』
 そうあんまり仲良くない男子に言われ、いざ行ってみると誰も居なかった。
 というケースのもの。

 最初は急に恥ずかしくなって来れなかったのかな?とか思ったりしたが、何回も続くと僻みや妬みなんだと分かった。


 こんな俺だから
仲間はたくさんいるけど
俺を嫌いなヤツはとことん
敵意識される。



 しかしその中の一回だけ、
ソイツらに感謝した時があった。

 どうせまた嘘だろなぁ~
と思いながら教室に入ると
あいつがいた。


 俺の好きなひと、ハルだった。



 ハルとは何故か俺と付き合ってるっていう噂が流れていた。別に嫌じゃなかったから否定は特にしなかった。




 だから、っていうのもなんだけど、

俺はハルにキスをした。

可愛かったなあ…///


 それから俺たちは学校で一泊した。

 手は出さなかったよ?









 そして今にあたる。

「先パイが好きなんです…」



 必死で伝えてる。

でも、
この気持ちに嘘はつけない。

「ごめんね?俺、大好きなひとがいるんだ…」


「あっ」

 すると廊下の方から声が聞こえた。

 聞き逃すわけがない。


 俺は廊下に出た。


やっぱり──。

「ハル─。」



 しかし俺が呼ぶとハルは逃げて行った。
 何でだよっ…


 俺はハルを追いかけようとした。

 するとリンが俺をじっと見て、
「……噂を真実にさせて
ハルを幸せにしたら
一石二鳥ってもんだよっ(笑)」

 リンは左手の親指を立てて
グーとした。


「うん。俺も幸せになるから一石三鳥だよ☆」


 リンは実はいうと俺の双子の姉。

俺はそして、
ハルに素直に自分を表しに走った。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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三度目のkiss

閲覧数:32

投稿日:2013/03/13 12:25:27

文字数:1,144文字

カテゴリ:小説

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