「じゃ、休憩だ。次はテストだから勉強しとけよ!」
「・・・」
「おねーちゃーん!隣の席で良かったー。
わからない事とかも聞けるもんねぇー」
「・・・だからって、私が姉って事言わなくても・・・。」
「いいじゃん!だって本当だもん!」
「でも、血は繋がってないんだよ?」
「あ、そうだけど・・・。」
「ねぇねぇ!緑(ミクのあだ名)の妹って本当ー?」
「すごーい!知らなかった!」
「転校してきたって事は他の所に住んでたの?どこどこー?」
リンと話してると、周りの友達が寄ってきた。訳を話してると・・・。
ガラガラガラー!
「よっ!ミク姉。」
「あ、レン兄ちゃん!」
「(あちゃー、なんでこんな時に来るのよ・・・。)」
ミクががっくりしていると、ざわめきはさらにざわめいた。
「リンのお兄ちゃん!?かーわいいー!」
「似てるー!もしかして双子?」
ぐったりしてるミクが話す。
「うん、そうだよ・・・。」
「やっぱりー!」
ガラガラガラー!
「おーい、授業始まるぞ!さっき言ったが、次はテストだからな!」
休憩時間は、リンとレンの話題によって、潰された。
「たっだいまー!」
「あら、おかえり。
おやつあるけど、食べる?」
「わーい!
あれ?がくぽ兄ちゃんとカイト兄ちゃんは?」
「『用事がある』って言ってバイトよ。
何かしらね?用事って。」
皿に盛り付けてあった果物を食べていると、ミクはふと思い出した。
「あ、皆の誕生日って何時だっけ?」
「えーっと、リンは5月10日だよ。」
「リンとレンは双子だから、同じ日よね。
私は12月12日。がくぽは2月30日、カイトは2月1日よ。」
「・・・2月1日いいいいいい!?
今日2月4日だよ!?」
「そうなのよ。」
「でも、がくぽ兄ちゃんとカイト兄ちゃんは、月が一緒だから、
間を取って1月15日に誕生日祝いしてたよね。」
「うん、カイト兄ちゃんも『小さい頃は誕生日は1月15日だと思ってた』
って・・・。」
「(そうなんだ・・・。よし!)」
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