八十億人の黒い渡り鳥
貼り付けた羽を煌めかせ
闇夜のカラス達 ゴミを啄んで
地平線の上 巡っていく

飛翔する為に人の腕をむしり
飛翔する故に助け届かないまま
電灯に集る虫たちはいつまでも
汚れている

coming now a fork road 感覚の無い手を振り続け
coming now a fork road この時こそ『明けない夜』だ what will you do?また今度

どこまで続くんだ この夜空飛行は
白い翼も 霞んできた
太陽昇れば 羽は溶けるから
ここらへんで終わらせようか？

飛翔するたびに人を蹴落とし
飛翔中 既に切れた糸を想う
十七周目の芽はありえないほどに
伸びていく

coming now a fork road 小指だけ繋いだげんまん
going now a fork road 来ないはずの『明けない夜』だ where do you go?また今度

going now him way そう 自分らしさ見えるはずもなく
going now her way 奏 コンサートの脇役が鳴く 言わなきゃ届かない

『主人公はこの私』