憐みの欠片 いくつも集め
鏡に映らない笑みを上塗る
君から覗いた世界は透明
誰よりも、君を見つめてた

触れない輪郭だけで

開かない瞼の裏は暗闇
時計の針たち 堂々巡り
哀しい音だけ拾ってないで
僕に喉があったなら 叫ぶだろう

「笑って」
たった一つの言葉ですら 君に届かなくて
遙かな夜空の星に祈るだけの 役立たずな空想
温もりを持てないまま 在り続ける意味を求め
色が溢れてゆく 

冷たい指先 なぞる輪郭
涸れない涙に絵の具が滲む
僕から覗いた世界は孤独
寄り添えたら、と何度思っただろう

「気付いて」
そんな一つの願いですら 君に届かなくて
小さな平面の中 痛みを知る ありもしない心臓
クオリアの上澄みから生まれた ちっぽけな心
色が溢れてゆく


奇跡を待つだけで救われない君に 輝かしい夜明けを
カンヴァスの内側 触れた境界線
どこにもいない僕にできること

見つけた 無限に染めたこの世界が 最後の答になる
何にも持たない僕に 残っているモノを渡すよ

「笑って」
僕を描いた色の全て 閉じた瞳に注いで 
君へと溢れていった心は今 嘘でも満たされた
震える瞼押し上げ 真っ白なカンヴァスの前 
君は眩しそうに 瞬きをする

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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Decolor 【コラボしました】

誰よりも、君を見つめてた。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16204030

閲覧数:422

投稿日:2011/11/18 22:48:07

文字数:521文字

カテゴリ:歌詞

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