夕日射す駅のホーム いつもと違う電車
取り纏うしがらみから 逃れるように乗り込んだ
流れる車のヘッドライトが街並みを冷たく照らす
人混みでざわめく通りの中 1人静かに空を見た

誰かにただ寄り添いたくて 受け止めて欲しくて
そんな心の声 誰にも届かない

この世に生まれ 幾度の冬が 揺らいだ心に訪れていた
何も見えずに ただ歩くだけ 希望に会えると信じてた
路上に独り 寒さに震え 舞い降る雪に手を伸ばしていた
儚い夢に 縋って生きた 心に迷いを秘めながら

月明かりが照らし出す 足元積もる雪を
1人だけで歩くには 冷たく長く 細い道
街明かりの中 行き交う人の 笑顔が眩しく写る
君が今ここにいるだけで どれほど心救われるだろう

街を白く染めゆく雪に 過去を求めたけど
君と過ごした雪は 遥か遠くて

無垢の白さに包まれた日々 もう届かないと分かってるけど
あの時くれた 君の想いに もう一度だけ触れたかった
傷ついたとき 君がいたから 少しずつだけど明日を目指せた 
雪降る夜に 安らぎ求め 現実に背こうと目を閉じた

孤独の中 閉じ込められて 自分見失って
もし君が見てたなら 何て 言うかな 

君と交わした 最後の言葉 ただ笑顔でいてくれればいいよ
自由の扉 開ける鍵が ひとつだけしか見つからない
終わりの時を 涙流さず 迎えるなら許してくれるかな 
永遠の距離 近づけた時 君と雪だけがいて欲しい

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

White Distance~ 彼方の雪 ~ 歌詞】

White Distance ~ 彼方の雪 ~の歌詞です。
http://piapro.jp/content/9b7jnd8a8aykz758

戸倉夏樹さんのWhite Distance(原曲)の歌詞の数年後を描きました。
原曲での彼氏とは死別し、1人残されたところから始まります。
最終的には彼と過ごした雪を求めて、命を絶つようなストーリーです。

曲のタイトルから、雪と距離をテーマにした歌詞を書きました。
原曲が連想されるように、一部歌詞を原曲から引用させて頂いております。

White Distance 戸倉夏樹
http://piapro.jp/content/y8zx49rgxmk8bws5

閲覧数:166

投稿日:2009/05/25 00:12:40

文字数:609文字

カテゴリ:歌詞

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