赤い頭巾で隠して
甘いお酒と秘密を
バスケットに詰めたら
貴方のところへ

鳥のささやききれい
木々の音これもきれい
カーテンが閉まっても
そこにいるんでしょ

お預けが長いと
美味しく感じる
その耳その口
しっぽが丸見え

泡だつ涎の
匂いは消せない
醜い姿に
身の毛もよだつ

赤い赤い信号が
胸のサイレンが
生贄の頭巾を外す
オルガンの心臓

人の付き合い嫌い
笑い声これも嫌い
カーテンが閉まっても
底から聞こえてくるよ

お預けが長いと
苦しくて死にそう
あの目とあの腰
響く唸り声

可愛い頭巾の
中で笑ったの
狩人の罠は
外して捨てたよ

朝日が差す部屋の中
甘い夢はもうおしまい
赤い頭巾をかぶって
狩人が来るのを待つの