砂丘に一人で奪った獲物を
幸せな表情(かお)で抱える少年
紡いだ言葉の物語の歌
忌まれたその舌 足掻けず朽ちた手

銀色に伸びる葉と根が渦巻く
結わえた髪には想い出など無く
空っぽな足で砂絵を拉(しだ)いて
賄う足場はやがて消えていく

幻が君の手を水色に染めて崩してく
どうかもう諦めて帰っておいでよ
幼気(いたいけ)な君の眼が認めた行方を照らしてる
もしいつか云えたなら、そのときまでに

魔法は朝焼け暮れ果て息衝く
優しい左手は大きかったと
従えばすぐに活きられるはずと
騙され間違う君の安寧が
逸(はぐ)れる

戦いが君のこと瑕色に埋めて奪ってく
早くその地獄から逃げ延びてほしい
まどろみが君の眼を宵闇を垂らし誘ってる
時計が落とされても癒えない時間

沈黙が君の死をただ博愛に変えていく
倫理や常識には勝てない完全
磨り減った君の歯に衣を着せて護るのさ
剥がれた安心には届かないけど

幻が僕の手を鈍色に染めて融かしてく
ああ、これが君のいた世界だろうか
掘り下げた息の根を最期だからと浪費(つか)ってる
もう君に云えないと、瞼を閉じた

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  • 非営利目的に限ります

エルムと沈黙

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投稿日:2012/09/26 22:55:05

文字数:474文字

カテゴリ:歌詞

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