【花草子(意訳)】
この世に生を授かった まだ幼い頃
あの子は 依然として 未熟な私を 見守り微笑んだ
あどけない優しさに まさか心惹かれるなんて
待っている時間の なんと長い事か
辛い氷雨が降ると 退屈に思う
それでもあの子は来た事に いっそう驚いた
詩を詠んでくれる姿の もの悲しいこと
それでもあの子は詠う その姿は高貴で 愛しくて なんと嬉しいものか
嗚呼 さくら さくら 遥かな
春よ おいで下さいませ あの子がずっと 健やかでありますように
幾年月が過ぎて 私も成長した
あの子が見守るなら この姿が相応しい
けれどあの子も もう老いてしまって
仰向けになって 遊んだあの頃には戻れない
八百万の神よ 私は申し上げる
この不出来な シナリオは 如何な物か
詩を詠んでくれる姿の 上品さよ
これでもあの人は詠う その姿は高貴で 神秘的で 実に素晴らしい
嗚呼 さくら さくら 遥かな
春よ おいで下さいませ あの人がずっと 健やかでありますようにと
美吉野の故郷が すぐに 思い出される
あの人が来なくなったのも もう昔の話
桜流しが花を散らしても 決して忘れはしない
様々な詩たちの 高貴で 神秘的で 実に素晴らしい様を
また新しい子が来て ひどく驚いた
詩を詠んでくれる姿の もの悲しいこと
あの人の面影が残る子 そうであるならば これこそ 奇跡
嗚呼 さくら さくら 遥かな
春よ おいで下さいませ あの子がずっと 健やかでありますようにと
【歌詞意訳】花草子【オリジナル】
タイトルの通りです。
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