A

--拝啓--

夏の雨は花に落ちる
二人で芽吹いた紫陽花が
煩い位に泣いた空は
君を無くしたから

二人で歩いた並木道の傍で
色鮮やかつゆ草梅雨を向かえ

変わらずお元気ですか?

相変わらず我侭な君ですか?

B
きっと夢を見たんだ
同じ空の下でね
君を選ぶ 雨を許せなかった

S
夏の空と君と傘下で二人 
幾度と泣く泣く 空に積もり
両手で抱えたはずの夢は零れ  

一つ一つ 紡いだ
「好き」は雨に消えた


A
「手を繋いで」赤くなる君と
「仕方ない」と笑う僕
嬉しくて少し強く握ってみたり
笑えてたね

B
そっと瞼を閉じて 描く景色の中で
望む意味の儚さを知った

S
夏の青い空、君と僕二人
音を繋いで歩く影踏み

手招く君とあやし鳥の声よ
ずっと傍に居させて

「君と好きで居させて」

C
--かくれんぼ ホラ かくれんぼ--
ひとつ狐の声
--「ねえ、みつけたよ」「ヤダ、みつかっちゃった」--
夕暮れ咲いて 染まる君

S
夏の空と褪せる合言葉
二人離す指の先
六月のあの日には
もう戻れない

君を忘れない  

S
二人で見た空はね
今でも変わらなくて
僕と君が出会ったあの頃のままで

僕から君宛ての
最後の御手紙

泣き虫な君に届けて  

「君を好きで良かった」

遠い夏の思い出にふかれ 
一人泣いた

夏の空と君の傘下 
記憶の淡い眠りに揺れる


--敬具--

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

夏の空と君の傘下で

夏の空と君の傘下で_歌詞

閲覧数:2,508

投稿日:2013/08/21 22:13:14

文字数:603文字

カテゴリ:歌詞

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