陽炎都市

016
踵を鳴らす度に 下ってく市街路に
草臥れ欠伸をする 猫はつがいの様
迷路に誘っている 手馴れた手風琴
物憂く気怠い音 どこか懐かしい

037
振り向く分岐路へと 流れる人の波 
呼び交う物売り達 飲めるもの、あるかい?
おそらくこの身からも 立ち昇る陽炎
炙られて乾く程 憧れる街に

052
翳す指の間へ 忍び込む光の輪
碧く染まる天辺に くらり 目が眩むよ

105
バックパックひとつ担いで
異郷(いこく)を往く 終わりはまだ
追うほどに揺れ招く
陽炎都市 地平目指してこう 
今日も明日も

   (間奏)

137
土埃舞い飛ばす 古びたバスに乗り
浅黒い皆様と 跳ねては揺らされ
どこまで行くのかいって よく喋れるもんだね
アチラからコチラまで 指で会話する

152
暫し肩並べ 同じリズム刻んで
地平目指し旅する それもいいじゃないか

205
シェイクハンド「袖振り合うも多少の縁」
旅は続くよ
見送られ手を振る
陽炎都市 そこに住む人を
忘れぬために

223
どこまでも続く大地
その先まで 僕を呼ぶのは 揺れる蜃気楼

237 
バックパックひとつ担いで
異郷(いこく)を往く 終わりはまだ
追うほどに揺れ招く
陽炎都市 地平目指してく 

254
陽炎を追い 終わりのこない旅 
続けてゆく 砂塵に紛れ 
彷徨うだけの道程 そこで例え終えたとしても
今日も明日も


     * * *

016
かかとをならすたびに くだってくしがいろに
くたびれあくびをする ねこわつがいのよう
めいろにさそっている てなれたてふうきん
ものうくけだるいおと どこかなつかしい

037
ふりむくぶんきろえと ながれるひとのなみ 
よびかうものうりたち のめるもの あるかい?
おそらくこのみからも たちのぼるかげろう
あぶられてかわくほど あこがれるまちに

052
かざすゆびのまえ しのびこむひかりのわ
あおくそまるてんぺんに くらり めがくらむよ

105
バックパックひとつ かついで
いこくをゆく おわりわまだ
おうほどにゆれまねく
かげろうとし ちへいめざしてこ 
きょうもあしたも

     (間奏)

137
つちぼこりまいとばす ふるびたバスにのり
あさぐろいみなさまと はねてわゆらされ
どこまでゆくのかいって よくしゃべれるもんだね
あちらからこちらまで ゆびでかいわする

152
しばしかたならべ おなじリズムきざんで
ちへいめざしたびする それもいーじゃないか

205
シェイクハンド そでふりあうも
たしょうのえん たびわつづくよ
みおくられ てをふる
かげろうとし そこにすむひとを
わすれぬために

223
どこまでもつづくだいち
そのさきまで ぼくをよぶのわ ゆれるしんきろう

237
バックパックひとつ かついで
いこくをゆく おわりわまだ
おうほどにゆれまねく
かげろうとし ちへいめざしてく

254
かげろうをおい おわりのこないたび 
つづけてゆく さじんにまぎれ 
さまようだけのみち そこでたとえついえたとしても
きょうもあしたも

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

陽炎都市

http://piapro.jp/t/fLQh への投稿作です。

0228 誤字1字修正しました。

閲覧数:141

投稿日:2015/02/28 13:14:05

文字数:1,324文字

カテゴリ:歌詞

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